クォーツ式腕時計の構造とは

腕時計の針を動かす動力となる部分をムーブメントといいますが、ムーブメントは駆動方式の違いからクォーツ式と機械式の2種類に分かれます。機械式はゼンマイを巻くことで時計が動く仕組みですが、クォーツ式は電池を動力源にして時計の針を動かします。クォーツとは水晶のことで、クォーツ式腕時計は水晶を内部構造に取り入れた時計です。水晶といえばその神秘的な輝きが美しく、昔から占いの道具やアクセサリーに用いられてきました。パワーストーンとしての印象が強い水晶ですが、近年では交流電圧を加えると高速で振動する特性から電池を動力源にする時計のパーツとして使われるようになりました。クォーツは1秒間に32768回も振動し、その振動がIC回路に伝わることで電気信号へ変換されます。電気信号はステップモーターへ送られ、時計の針が動き出すという仕組みです。

クォーツ式腕時計のメリット

腕時計のムーブメントは電池で動くクォーツ式とゼンマイを巻くことで動く機械式があります。電池を動力源にしているクォーツ式腕時計は時間のズレが少ないことがメリットとして挙げられます。機械式腕時計はゼンマイを動力としているためどうしても時間にズレが出てきてしまいますが、クォーツ式は精度が安定しているのが特徴です。時間の表示が正確で、機械式時計のように放置すると止まってしまうということもないので実用性の高い時計です。また、クォーツ式は大量生産できる時計なので低価格から購入することができます。一方で、機械式は精密な機械を手作業で組み立てていくのでどうしても価格が高くなってしまいます。なお、機械式は数年に一度オーバーホールというムーブメントの分解や洗浄が必要です。しかし、クォーツ式は電池交換するぐらいであまりメンテナンスの必要もなく手間もコストもかからない時計だといえるでしょう。